“大谷2世”浦学渡辺 大学生に3失点もスカウト熱視線のワケ

公開日: 更新日:

 打たれても評価を上げた。28日、9月3日開幕のU18アジア選手権に臨む高校日本代表の壮行試合(対大学日本代表)に登板した渡辺勇太朗(浦和学院)だ。

 四回に2番手でマウンドに上がると、先頭の勝俣翔貴(国際武道大)にソロ本塁打を被弾。その後も連打を食らって3失点と精彩を欠き、本人は「試合前のバッティング練習のときから“やべえな”と思っていた。全体的に打ち損じが少ない。いい勉強になりました」と脱帽した。

 今夏の甲子園では、初戦から2試合連続無失点の好投。準々決勝の大阪桐蔭戦では6安打4失点で六回途中KOされたものの、プロには高く評価されている。大阪桐蔭に敗れた試合後、「上のレベル、プロ野球でもう1段階、筋力と体力をつけて球威も球速もアップさせたい」とプロ志望を明言した渡辺にこの日もネット裏から熱視線を送っていたセ・リーグの球団スカウトはこう言った。

大谷翔平タイプ。もちろん二刀流じゃなく投手としてだけどね。体が大きく馬力があるタイプでありながら、投球動作が柔らかくてムダがない。非常にポテンシャルの高い選手です。(今年の)春に右肘をケガしているため、持っているパワーに体がまだついていっていないけど、裏を返せば伸びしろがある。プロでじっくり育てたらすごい選手になると思う」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋