二刀流からエース奪還 大阪桐蔭の“背番号1”柿木が評価上昇

公開日: 更新日:

 史上初の2度目の甲子園春夏連覇を果たした大阪桐蔭(北大阪)の優勝報告会が24日、大阪府大東市の同校で行われた。

 付属中学、高校の生徒ら約1600人に迎えられたナインはその後、大東市役所と大阪府庁を訪問。大会前に優勝を約束した松井府知事に「有言実行で素晴らしい」とねぎらわれた。引っ張りダコのナインにあって、特に忙しいのはエースの柿木蓮(3年)だ。前日は地元の佐賀県多久市長を表敬訪問。大阪にとんぼ帰りしていた。

 最強校の背番号1を背負いながら、これまで根尾、藤原の1位候補の陰に隠れ、あまり目立たなかった。実際、センバツ決勝の智弁和歌山戦や北大阪大会準決勝の履正社戦など、強敵相手には必ず根尾が先発してきた。

 それが、今夏の甲子園は6試合全てに登板。今大会最速の151キロをマークし、準決勝、決勝を含む3試合で完投した。「大事な試合はずっと根尾だった。エースとして自分が投げたかった」と西谷監督に決勝の先発を直訴。2試合に先発した「二刀流」根尾から「エース」の座を奪還し、自力でプロの評価を上げることに成功した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?