金足農フィーバーで集まった「寄付金1.9億円」の使い道は

公開日: 更新日:

 秋田県勢で103年ぶりとなる甲子園準優勝を果たした県立金足農業高校。いまだ“金足農フィーバー”が冷めやらぬ中、23日の地元報告会で明かされた同校への寄付金の総額は衝撃的だ。フタを開ければその額はナント、約1億9000万円。この大金について同校に問い合わせると、松田聡教頭(54)は「非常にありがたい」と感謝しきりだったが、“うれしい困惑”となりそうなのが使い道だ。

 そもそも、億単位の寄付が集まったのは、金足農の甲子園8強が決まった17日、野球部OB会がホームページ上で1口2000円の寄付を次のように呼びかけたことがキッカケだった。
<勝ち進むことで、控え選手や吹奏楽の応援団の宿泊費用が必要となり当初の寄付金の予算を大幅に超える可能性が出てきてしまいました。皆様のご協力をどうぞ宜しくお願い致します>

 いざ甲子園に出場しても、選手や応援団などの滞在費用はバカにならない。1試合1000万円以上の経費がかかるともいわれる。

 金足農の場合、単純計算で、決勝までに6000万円以上かかっている。松田教頭は、OB会の呼びかけから大阪桐蔭との決勝戦(21日)までの間に「お振り込みいただいた方が多かったようです」と振り返り、こう語った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発