初OP戦でも“危険球”連発…阪神に藤浪トレードという選択肢

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 さらに、阪神OBがこう言う。

楽天キャンプで昨季パの最優秀防御率を獲得した岸孝之は、ブルペン捕手が低めにミットを固定した状態でストレートを投げ続けていた。こうして状態を上げ、感覚をつかんでいく。藤浪は頭デッカチであれもこれもとやりたがる。練習に一貫した意図が感じられない。2個も3個もチェックポイントを考えながらの投球練習なんて、できるはずがない。要は、足元が見えていない」

■阪神の体質の問題

 阪神首脳陣だって、藤浪の欠陥はわかっているはず。もちろん、改善するための指摘もしているのだが、藤浪にはまがりなりにもプロ6年で通算50勝の実績がある。頭ごなしにああしろこうしろとは言えない。本人に聞く耳があるかどうかの問題もあるが、誰しも認める素質がありながら、今年も頭打ちの状態が続きそうな気配だ。

「14勝を挙げた15年以降、成績は下降線。17年にヤクルト畠山の頭部に死球を当ててから、いよいよ制球難に拍車がかかった。矢野監督はことあるごとに『四球を4つ出したってたかが1点』と藤浪のトラウマを解消させようと暗示をかけているが、甲子園では藤浪がカウントを悪くすると、ファンの大きなタメ息が響き渡る。コーチの指導を含め、こうなると阪神という球団自体が藤浪に合わないということになる。今キャンプ、球団はマスコミから藤浪のインタビュー企画の類いは一切受け付けていない。練習に集中させたいというのが表向きの理由。でも、内実はチーム内外で摩擦が起きたら困るからでしょう。ただでさえ、チーム内では『口だけは一流』という声がある。チーム内でも浮きつつあるのです」

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