渋野日向子の“即断力”をプロ称賛 不振の松山英樹と対照的

公開日: 更新日:

 全英女子オープンを制し、日本人としては1977年の全米女子プロ選手権で勝った樋口久子以来となる42年ぶりのメジャー優勝を成し遂げた渋野日向子(20)。逆転Vを決めた最終18番のバーディーは劇的だった。

 昨年、プロテストに合格したばかりの渋野は今季が実質1年目。しかも、今大会が海外大会初参戦だった。一日中、笑顔を絶やさず、テレビカメラには駄菓子を口にするシーンを楽しげに撮らせていた。試合中にギャラリーとタッチ。手袋やボールにサインして気安くプレゼントするなど、これまでの日本選手にはいなかったタイプの選手だ。

■腹を括ったショットで迷いがない

 テレビ解説の樋口久子(73)や岡本綾子(68)は、「私にはできない」と口を揃えていたが、そんな底抜けの明るさと型破りの新人プロだからこそ、40年以上も手が届かなかったメジャータイトルをモノにしたともいえるだろう。

「もうひとつ印象的だったのは、プレーの早さです」と言うのは、女子プロの試合をよく観戦する並木俊明プロだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  2. 2
    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

    「ダルよりすごい」ムキムキボディーに球団職員が仰天!プロ3、4年目で中田翔より打球を飛ばした

  3. 3
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  4. 4
    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

    22年は尻回りが推定1.5倍に増大、投げても打ってもMLBトップクラスの数値を量産した

  5. 5
    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

    若林志穂が語った昭和芸能界の暗部…大物ミュージシャン以外からの性被害も続々告白の衝撃

  1. 6
    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

    橋下徹氏&吉村知事もう破れかぶれ?万博の赤字に初言及「大阪市・府で負担」の言いたい放題

  2. 7
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  3. 8
    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

    大谷の2023年は「打って投げて休みなし」…体が悲鳴を上げ、右肘靭帯がパンクした

  4. 9
    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

    「横浜愛」貫いた筒香嘉智 巨人決定的報道後に「ベイスターズに戻ることに決めました」と報告された

  5. 10
    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う

    河野太郎大臣「私は関わっておりません」 コロナワクチン集団訴訟で責任問う声にXで回答…賛否飛び交う