「野球で失敗したと言われるのが一番嫌いだ」 プロ初優勝のときにはこういった
ジャンボがプロ初優勝を挙げたのが1971年9月の日本プロゴルフ選手権。舞台は開場間もない宮崎のフェニックスCCで、私もその瞬間に立ち会った。
強い風と雨の中で迎えた初日、杉本英世は低い球を操り、67の好スコアで首位に立った。コースはフェアウエーとグリーンがティフトン芝で、米ツアー経験のある杉本は慣れていた。ジャンボは4打差4位。
2日目は雨で中止になり、1日延びた。ジャンボはこの日も71。杉本は74とスコアを崩す。36ホールの戦いとなった最終日。午前の18ホールでジャンボと島田幸作が4アンダーでトップに並び、午後も2打スコアを伸ばしたジャンボが猛追する杉本を1打差で退けた。
この年は2月からアジアサーキットに参戦。フィリピン、シンガポール、マレーシア、タイ、香港、台湾などで戦った経験も大きかった。習志野CCの大先輩・林由郎(日本プロ4勝、日本オープン1勝など)は前年「尾崎はきっと3年でタイトルを取るよ」と言っていたが、それが1年前倒しになった。
「プロ野球で失敗したと言われるのが一番嫌いですね。野球で体力がついたから今がある。技術では僕よりうまい人ばかり。これがまぐれといわれないように日本オープンにも勝ってみせる」


















