日ハム清宮いまだ“未完の大器” 元凶は指揮官の手綱さばき

公開日: 更新日:

 “3年目の正直”となるのか。日本ハム清宮幸太郎(20)のことだ。この日(24日)は、「ファンフェスティバル2019」に参加した。

 1年目は故障に泣き、飛躍が期待された今季は、3月のオープン戦で右手有鉤骨を骨折。3カ月弱のリハビリを経て一軍に昇格したが、81試合出場で打率・204、7本塁打、33打点にとどまった。シーズン中に痛めたとみられる右肘痛の影響で、フェニックスリーグには参加せず、10月17日には右肘関節形成術の手術を受け、このオフはほぼ、リハビリに費やすことになる。ケガに苦しむ清宮に関して、日ハムOBがこんな指摘をする。

「清宮の打撃、守備はお世辞にも一軍レベルとはいえなかったが、栗山監督は最後まで一軍に帯同させた。清宮ほどの選手ですから、ある程度の優遇はあってしかるべきですが、さすがにチーム内では、打てない上に守れないのに、何で一軍で起用し続けるのかと、疑問の声が上がったほどです。今年の一軍経験が来季の可能性を感じさせるならまだしも、入団時からの課題であるスローイングは改善されないばかりか、爆弾を抱えていた右肘がパンクした。栗山監督のハンドリングミスだと言われても仕方がありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  1. 6

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    メジャー挑戦組出場の追い風になるのか? 巨人岡本は「絶対に出たい。ただ…」

  4. 9

    阿部巨人かつての盟友・李承燁氏に打撃コーチ緊急打診の深層…来季首脳陣発表後にナゼ?

  5. 10

    星野監督と1週間連続の晩飯ざんまい…ハワイ自主トレ中に突然、「星野ですう~」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ