日ハム・小笠原ヘッド兼打撃コーチの就任は「清宮対策」

公開日: 更新日:

 日本ハムが9日、OBで前中日二軍監督の小笠原道大氏(45)のヘッド兼打撃コーチ就任を発表した。

 狙いは2年目の清宮幸太郎(20)、ルーキーの野村佑希(19)、万波中正(19)ら若手スラッガーの育成といわれるが、「清宮を一人前にするための人事。というより清宮の専属コーチといっても過言じゃない。来年ブレークしなければ終わってしまうのではないかという声が上がるほど、フロントや首脳陣は清宮の育成に関して危機感を持っています」とは、ある日本ハムOBだ。

 高校通算111本塁打は史上最多、ドラフトで高校生最多となる7球団の指名が競合した逸材も、プロ入り後は伸び悩んでいる。

 1年目に続き、飛躍が期待された2年目の今季も7本塁打。3月に右手有鉤骨骨片摘出手術を行ったのに続き、今月17日には右肘関節形成術の手術が予定されている。度重なる故障や体調不良もあって、周囲が納得する成績を残せていない。

 現在の金子、城石両打撃コーチは元右打者。左打者を育てるコーチが必要という声も、かねて球団内部にはあったという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々