最低でもあと1年…日ハムが栗山監督を慰留する“2つの理由”

公開日: 更新日:

 続投か、退団か。

 球団に進退伺を提出し、去就が揺れている日本ハムの栗山監督(58)。30日に川村球団社長らと約1時間話し合うも、結論は出ないまま。10月2日のオーナー報告まで、持ち越しとなった。

 栗山監督は1年契約。就任8年目の長期政権で、今季は5位に終わった。「選手を輝かせてあげられなかった。その責任を伝えた」とは本人の弁。進退に関しては自分が決めることではないとし、球団に去就を委ねるという。

 球団サイドも「責任は我々にもある」と、編成面などでバックアップが足りないことを認めており、川村球団社長は敗因分析がより重要だとした。

 球団が慰留に努めるのは栗山監督に辞めてもらっては困るからだという。

 某球団OBは「ひとつは後任人事です」と、こう続ける。

「日ハムはOBの稲葉五輪日本代表監督を後任候補の筆頭にしている。問題は、来年は東京五輪があるので、稲葉監督にオファーを出せるのは最短でも来オフですからね」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性