賞金女王争う渋野と鈴木愛 初日ペアリングで分かれた明暗

公開日: 更新日:

 そこへいくと、2年ぶりの女王を目指す鈴木の相手は、ツアーで有名なスロープレーヤーだ。

「思い出すのは昨年のワールドレディス最終日です。最終組の3人(申、鈴木、イ・ジョンウン6)は、全員がスロープレーの警告を受けた。終盤は走りながらのプレーとなったが、中でも申ジエのプレーが一番遅かった。この試合は結局、ジエが1打差で鈴木を振り切った。申ジエのスロープレーにイライラする同伴競技者は自分のプレーに集中できない。でも、ジエは意に介さずマイペース。それがまた同伴者のイライラを募らせるので、『あれは作戦じゃないかしら』とボヤく選手もいます」(ツアー関係者)

 申は今季も3月のTポイントゴルフや6月のアース・モンダミンカップで遅いプレーに対し警告を受けている。ツアーでは「勝負がかかった試合では彼女と回りたくない」と漏らす選手も少なくない。初日から飛び出したい鈴木にとっては、やりにくい相手だ。

【写真特集】渋野日向子 サプライズケーキに満面の笑み
【写真特集】
賞金女王争い 2週連続完全優勝の鈴木愛 渋野は13位

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」