生き残りのカギは「ワンチーム」 サンウルブズ新体制発表

公開日: 更新日:

 南半球最高峰リーグであるスーパーラグビー(SR)に日本から参戦しているサンウルブズが26日、20年シーズンの体制を発表。現時点で契約が済んでいるのは、ジョージア代表フッカーのジャバ・ブレグバゼ(32)ら15人。日本人選手では、早大のスクラムハーフ・斎藤直人(22)が唯一、メンバーに名を連ねた。

 会見した大久保直弥ヘッドコーチ(44)は「プレーオフに出たい。そのためにはホーム(8試合)で勝つこと。一戦必勝でいく」と、高い目標を掲げた。

 サンウルブズは、SRの統括組織であるサンザーから、日本での売り上げの少なさを理由に来季を最後に除外されることが決まっている。存続の条件として10億円の負担を要求されているが、SR生き残りは「ワンチーム」の人気がカギになりそうだ。

 日本代表の強化を目的に参戦しながら、過去4年間で、わずか8勝。SRのレベル向上を図りたいサンザーから「日本代表の強化は二の次。外国人選手でチームを編成してサンウルブズを強化しろ」と、再三にわたって要求されてきた。しかし、先のW杯で日本は初の8強入り。注目度の高さを目の当たりにしたサンザーは「来季は日本代表中心のメンバーを組め」と手のひらを返してきたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?