G岡本「ビッグベイビー」卒業で増す主力としての自己責任

公開日: 更新日:

 巨人の4番・岡本和真(23)が目立っている。

 3日も全体練習開始の1時間半前には球場入りし、2日連続でアーリーワークに参加。特守をこなしてから全体練習に臨むと、フリー打撃では105スイング中、9本の柵越えを放った。

 精力的に取り組む若き主砲の姿に、原監督のコメントにも変化が生じ始めた。昨年、まだまだ成長途上と強調するように自ら命名した「ビッグベイビー」の“愛称”をこの日、「今年は絶対に使いません」と断言。続けて、こう目を細めた。

「強い覚悟を感じるし、去年の今ごろとは雲泥の差がある。1年でかなりハードルを越えた」

 4日に今年初の実戦となる紅白戦が行われるが、岡本は出場しないことが決定。昨春のキャンプでは岡本が直訴する形で初実戦に出場したが、元木ヘッドコーチがこう言った。

「まだ出なくていい、とこちらからストップをかけたんだよ」

 今季は東京五輪の影響で例年より開幕が早い。本来なら岡本の尻を叩くところだろうが、むしろ首脳陣の方からブレーキをかけた。4番打者として2年連続30本塁打以上をマークした実績を認めて、ビッグベイビーから卒業、主力として扱われることになったわけだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に