日ハム清宮“最大の敵”は栗山監督か…ムチばかりで周囲心配

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 だが、結果だけを求める栗山監督はやたらと手厳しい。周囲が心配するのは、こっちの方だ。清宮が4番で先発出場した4日に4打数無安打に終わると、指揮官は報道陣に「スットコドッコイ。(新聞にそう)書いといてよ。超スットコドッコイ。怒ってるよ」と不満をあらわにすると、3タコに終わった7日の試合後には再び、「なんなんだろうな、幸太郎のあのワクワクしなくなっちゃった感じは。打球が寂しい」とダメ出し。9日は二軍戦出場を指示した。

 期待の裏返しと言えば聞こえはいいが、こと清宮に関してはアメを与えずムチばかり。ようやく変わり始めた21歳には、こたえるだろう。

 評論家の権藤博氏は常々、こう言っている。

「相手と戦う前に味方からプレッシャーをかけられる。選手からすれば、これほどきついことはない。外からの批判はエネルギーに転化できても、味方からのそれは別。前からの敵には対処のしようもあるが、後ろからの敵にはなす術がないのと同じである」

 清宮はこの日、栗山監督のいない二軍戦で本塁打を放った。相手投手のレベルの差だけが一発の要因ではないのではないか。

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