巨人原監督の“亀井頼み”年々強く 日本シリーズ驚きの成績

公開日: 更新日:

 巨人亀井善行(38)が帰ってくる。

 9月25日に左足内転筋の張りで登録を抹消されてから1カ月半、13日にみやざきフェニックス・リーグで、復帰後初の守備に就いた。21日から始まる日本シリーズへ向け、原監督は「そのつもり」とスタメン起用を示唆している。

 38歳になっても頼りにされる理由がある。今季の得点圏打率は・448。さらにシリーズには過去5度出場し、通算4本塁打と大舞台に強いのだ。ソフトバンクに4連敗を喫した昨年も2発を放ち、孤軍奮闘。敢闘賞を受賞している。

 そんな亀井もベテランとなった近年はこんなことを言っている。

「年を取ってきたせいか、父親目線というか指導者目線になってきた。巨人は若いヤツが出てこないとヤバイ、なんて本気で思うようになったから」

 さるチーム関係者がこう言う。

「中堅・丸は確定で右翼・松原の出場も濃厚だが、左翼枠は陽、重信、ウィーラーらが争う構図。それでも、亀井の勝負強さ、意外性、堅実さ、嫌らしさ、しぶとさには誰もかなわない。原監督の亀井への依存度は、はっきり言って年々上がっている感すらあります」

 選手・亀井にとって原監督に頼られるのは、もちろんうれしいことだろう。一方で「指導者目線」でいえば、38歳になってもこんなにアテにされるのは、少々複雑かもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾