著者のコラム一覧
宮崎紘一ゴルフジャーナリスト

メジャー賞金をランキングに加えない狭量な日本女子ツアー

公開日: 更新日:

■世界の流れに逆行

 だが日本女子ツアーだけが世界の流れに背を向けている。そのひとつの例が、メジャー賞金を国内ランキングに加算しない方針を続けていることでわかる(男子はメジャー賞金を加算)。

「一部選手しか出ない試合の賞金を加算するのは不公平」というのが理由だ。また仮に「日本選手がメジャーに勝てば、1試合だけで賞金女王が決まってしまうのも不公平」ということらしい。おかしな理屈だ。

 メジャー出場は、日本での活躍が認められたからだ。それが世界ランクに反映され、堂々と出場権利を獲得している。今回の19選手もそのカテゴリーに入る。プロは実力の世界であり、メジャーへの出場と賞金は、日ごろの努力と実力で獲得したものだ。不公平どころか、公平そのものである。

 全米女子オープンの優勝賞金は100万ドル(約1億400万円)。

 今季不調だった渋野の国内獲得賞金は1652万円(ランク35位)。もし全米女子オープン4位賞金(約2780万円)を加算すれば、約4430万円になり一気に9位へランクアップするのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • ゴルフのアクセスランキング

  1. 1

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  2. 2

    女子プロゴルファー 初Vから「ポンポン勝てる選手」と「それっきりの選手」の決定的な違いとは?

  3. 3

    前代未聞の壮絶不倫・当事者のひとりがまたも“謎の欠場”…関係者が語った「心配な変化」とは???

  4. 4

    日本旋風で狙い撃ち?本場米国で看過できない“厳しい洗礼”の実態「嫌がらせと感じることもあった」

  5. 5

    女子プロ下半身醜聞“3股不倫”男性キャディーは「廃業」へ…9年の出禁処分が与える致命的ダメージ

  1. 6

    全米女子プロは風の使い方が明暗を分けた 竹田麗央が3日目に大崩れした原因は…

  2. 7

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  3. 8

    国内男子プロが女子人気に到底敵わない決定的要因…今年も国内「最高額と最少額」大会がやってきた

  4. 9

    資生堂・JALレディス「勝負の難関3ホール」攻略法を選手と所属プロが解説…好天候ならさらに難易度アップ

  5. 10

    岡山→新潟→静岡→兵庫…2試合で1400キロの大移動はさすがに参りました

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 2

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  3. 3

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  4. 4

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  5. 5

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  1. 6

    酒豪は危険…遠野なぎこが医学教授に指摘された意外な病名

  2. 7

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  5. 10

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去