阪神セ史上最悪の赤っ恥!“開幕戦犯”矢野監督と新守護神ケラー、辞めるのはどっちが先か

公開日: 更新日:

 7点リードから、まさかの逆転負けである。

■7点差を逆転され屈辱の開幕戦敗戦

 阪神は五回までに糸井の2ランを含む14安打で大量8点を奪い、8-1。その後2点を返され迎えた八回、先発藤浪からバトンを受けた斎藤友がサンタナに2ランを浴びると、3番手岩崎も、内山、塩見に適時打を許し、ついに1点差とされた。

 そして何よりヒドかったのが九回のマウンドを託された新守護神右腕のカイル・ケラー(28=前パイレーツ)だ。先頭の山田に投げた甘いカーブが左越えの同点弾となり、阪神ベンチは意気消沈。サンタナにもカーブを狙われ勝ち越し2ランをバックスクリーンへ運ばれた。

 阪神打線はその裏、2死一、二塁のチャンスをつくるも大山の遊ゴロでゲームセット。8-10で敗れた。ベンチで呆然とするケラーの表情が阪神ナインの胸中を物語っていた。開幕戦での7点差逆転負けはセ・リーグ史上ワーストの赤っ恥である。

 この助っ人は新型コロナの影響でチーム合流が大幅に遅れ、オープン戦登板はたったの2試合だった。武器であるカーブと150キロ超の真っすぐを中心に無失点に抑え、二軍の練習試合でも好投。4試合で3回3分の2を無失点に抑えたことで矢野監督は守護神起用を明言したが、阪神OBからは「オープン戦で判断するのは酷だが、実力はセーブ王のスアレスよりかなり落ちる。球離れが早く、ボールが高い。シーズン序盤での配置転換もあるのでは」という声も聞かれた。新守護神の大炎上による開幕戦黒星は、「ただの一敗」と片づけるわけにはいかないだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

    日本球界今オフを襲うポスティング地獄…“予備軍”もゴロゴロ、空洞化ますます加速

  2. 2
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 3
    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

    ついに国民年金65歳まで納付案が…政府がヒタ隠す「年金積立金250兆円」という都合の悪い真実

  4. 4
    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

    キムタクを縛り続ける《公称176cm》のデータ…「Believe」番宣行脚でも視聴者の関心は共演者との身長比較

  5. 5
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

  1. 6
    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

    「白鵬の弟子」押し付け合い勃発! あちこちから聞こえる師匠譲りの不穏な評判

  2. 7
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 8
    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

    キムタク主演ドラマがまさかの1ケタ…“考察”慣れしすぎて王道スポ根が楽しめない?

  4. 9
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異