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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

女性暴行疑惑のサイ・ヤング賞右腕に2年間の出場停止処分を科した思惑

公開日: 更新日:

 当初は球団幹部や指導者が白人によって占められ、アフリカ系アメリカ人が登用されていないという点が批判の対象だった。現在は人種的な多様性だけでなく、女性の起用という点でも取り組みが不十分という評価が与えられている。

 例えば、北米のプロスポーツの多様性を評価するスポーツにおけるダイバーシティーと倫理機構(TIDES)の最新の評定をみると、大リーグの人種構成はNBAやNHLに比べて平均的ながら、女性の起用の点で低く評価されている。

 大リーグ機構による独自の評価では、球界は人種の面でも性差の点でも高い水準で多様性を確保していることになっているとはいえ、自己申告ともいうべき機構の調査とTIDESのような独立した組織による検討の結果を比べれば、後者の信頼性が高いのは間違いない。

■不十分な女性の起用

 こうした背景から、球界ではキム・アングが北米のプロスポーツ史上初の女性のゼネラルマネジャーに就任したり、レイチェル・バルコベックが球界初の女性監督、アリサ・ナッケンが大リーグで初めて一塁コーチを務めた女性となるなど、2020年から女性を球団幹部や指導者に登用する動きが進んでいる。

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