ウッズの全米プロ“下見ラウンド”にツアー仲間から批判の声 クラブプロ帯同しコース情報入手

公開日: 更新日:

 しかし、その下見ラウンドが「おかしい」と騒動になった。

「全米プロ」はクラブプロの団体であるPGAオブ・アメリカ(全米プロゴルフ協会)の主催大会であり、試合を盛り上げるために「(タイガーは)最高のクラブプロから学んでいる」とネットにツイート。これに対してツアーメンバーからも批判が続出したのだ。

■「主催者は出場プロに平等か?」

 その急先鋒がパトリック・リードであり、「全米プロ会場のゴルフディレクターである(クラブプロの)キャリー・コズビー氏がコース情報を事前に教えるというのはどういうことなんだ。主催者は全てのプレーヤーを同じように扱ってくれるのか?」と声を上げた。

 メジャーでも事前のコース下見は問題ないが、会場をよく知るクラブプロと一緒にラウンドしてコース情報を手に入れるとなれば話は別だ。ウッズの活躍次第でギャラリー動員数やテレビ視聴率が大きく変わるだけに、主催者から特別扱いされたと勘ぐられても仕方ないと想像できる。ただ、これでは“誰もが同じ条件でプレーする”というメジャーの大前提が崩れてしまう、と問題が大きくなったのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…