西武・松井稼頭央監督は“辻イズム”継承か 12球団ワースト打率脱却へFA森友哉にソワソワ

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 前任者の路線継承となりそうだ。

 今季限りで勇退した辻監督に代わり、来季から西武を率いることになった松井稼頭央新監督(46)。今季はヘッドコーチとして辻監督を支え、昨季最下位から3位浮上に貢献した。

 果たしてどんな野球をするのか。西武OBは「基本的にこれまでと同じ、ディフェンス重視でしょう」とこう続ける。

「辻監督は2016年オフに就任。当初から『守り勝つ野球』を目指していたが、当時の西武はチーム守備率.982、101失策ともにリーグワースト。チーム防御率3.85は同4位で、この年の秋季キャンプを視察した辻監督は『こりゃ守り勝つチームは無理』と、早々にサジを投げて、得点力重視の『山賊打線』を作り上げた。それでも時間をかけて投手中心のチーム作りに苦心。今季のチーム防御率2.75はリーグトップと、ようやく形になってきた」

 松井監督は西武時代、強打の遊撃手として活躍。しかし、メジャーでは本職の遊撃手失格の烙印を押され、二塁にコンバート。日本球界復帰後の楽天では、主に外野を守った。そうした経緯があるだけに守備力の重要性は身に染みているはずだ。

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