新庄監督は“大誤算”…日本ハム裏目裏目の失策増で「6ポジション固定構想」崩壊寸前

公開日: 更新日:

 日本ハムの新庄監督(54)は昨年10月、自身のインスタグラムで、「来年は開幕1カ月後には6ポジションを固定する考えです」と明言した。

 その言葉通り、今季は開幕から水谷を「1番・左翼」、清宮幸が「2番・一塁」で、「3番・DH」のレイエス、「4番・三塁」の郡司、「5番・右翼」の万波まで固定し、捕手は田宮に一任した。これで安定感のある戦いを──と思いきや、その構想は早くも崩壊寸前だ。

 1番打者を務めた選手は昨19日までに、すでに9人。守備も安定するどころか、リーグ断然ワーストの20失策だ。

 16日のロッテ戦では1試合で5失策。ここで新庄監督が動いた。それまで6失策の清宮と、5失策の郡司を17日の西武戦でスタメンから外し、19日の同戦はさらに大胆な守備シャッフルをした。

 清宮を今季初となる左翼で起用すると、守備に難がある水谷を中堅に配置。さらに西川を10年ぶりに一塁に就かせた。まるでオープン戦、昨季までの日替わり打線を彷彿させるスタメンだった。

「この日の先発は有原。清宮は有原の先発時に2試合連続で失策していたので、新庄監督なりの配慮でしょう。ところてん方式で水谷、西川の守備位置も変更となったのだが……」(球団OB)

 その有原が6回5失点でKOされると、七回の守備から清宮を一塁、水谷を左翼、西川を中堅と“通常通り”に変更。ここからが“悪夢”の始まりだった。

 2点を追う八回、1死走者なしで奈良間が打球をファンブルして走者を出すと、エラー劇場の開幕だ。清宮がバント処理で野選、悪送球すると、奈良間も野選。中堅に戻った西川も悪送球で無駄な進塁を許した。挙げ句、源田に自身初の満塁弾を食らい、この回だけで8失点である。終わってみれば3-15の大敗。3失策2野選1暴投と、守備のもろさが改めて浮き彫りになった。

「昨季は20試合で16失策で、今季は20試合で20失策。守備位置固定でエラーが減るどころか増えたのは、新庄監督も誤算だったのではないか。守備や打順のテコ入れも頻繁に行うようになった。このまま『トライアウト』再開となっても、なんら不思議ではありません」(前出のOB)

 開幕1カ月で6ポジション固定は、かないそうにない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    日本ハムは「自前球場」で過去最高益!潤沢資金で球界ワーストの“渋チン球団”から大変貌

  2. 2

    巨人・甲斐拓也「あと4年続く地獄」…FA入団2年目にして上にも下にも居場所なし

  3. 3

    巨人・戸郷翔征トレード獲得に他球団が虎視眈々 「ウチなら再生できる」「環境を変えた方がいい」

  4. 4

    「投手の墓場」で好投する菅野智之の価値 僕が日本人史上2人目の本塁打を打ったのもクアーズフィールド

  5. 5

    新庄監督にガッカリ…敗戦後の「看過できない発言」に、日本ハム低迷の一因がわかる気がした

  1. 6

    巨人にFA松本剛は必要だったのか…批判殺到する本人よりも「責められるべき人間がいる」と他球団関係者

  2. 7

    “幼稚さ”露呈した佐々木朗希「報奨金事件」…ド軍日本人スタッフ2名が「7000万円超」もらえず?

  3. 8

    佐々木朗希vsシーハン 「マイナー落ち」めぐるドジャース崖っぷち2投手がちんこ勝負

  4. 9

    あの落合博満氏が認めた「天才打者」…多くの引き出しを持つ順応性こそが大きな武器だった

  5. 10

    ドジャースが大谷翔平のリアル二刀流に制限をかける日 本人は「投げているから打てない」否定するが…

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征トレード獲得に他球団が虎視眈々 「ウチなら再生できる」「環境を変えた方がいい」

  2. 2

    「投手の墓場」で好投する菅野智之の価値 僕が日本人史上2人目の本塁打を打ったのもクアーズフィールド

  3. 3

    細木数子と闘った作家・溝口敦氏は『地獄に堕ちるわよ』をどう見たか? “女ヤクザ”の手口と正体

  4. 4

    磐越道バス事故で問われる運行会社と学校の罪と賠償責任…「数億円規模になるのでは」と弁護士が見解

  5. 5

    巨人にFA松本剛は必要だったのか…批判殺到する本人よりも「責められるべき人間がいる」と他球団関係者

  1. 6

    あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ

  2. 7

    倉田保昭さん80歳でも現役のアクション俳優「ストレッチが一番大事。おかげで痛いところはありません」

  3. 8

    渋野日向子×テレ東イケメンアナ“お泊り愛”の行方…女子プロは「体に変化が出る」とも

  4. 9

    衆院選「中傷動画」問題で高市首相「秘書を信じる!」超強気答弁が“命取り”に…追及ネタ再投下される恐れ

  5. 10

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題の波紋…NHKは「番組出演は変更なし」と回答もイメージダウン不可避