夏の甲子園は全席指定なのに「再入場不可」で“死に席”も放置…高校野球ファンが激オコ!

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《テレビで席が空いているから来てみたら、当日券は売り切れでチクショー》

《明らかにシステムが悪い。空席が無駄すぎる。全席指定席なんだから、退場者のチケットを回収するなり電子化したり、やりようはあるだろ》

《再入場不可はいいけど、チケット再販してほしい》

《客の帰った後の席を再利用すれば主催者側ももっと儲かるだろ》

 チケットの料金改定時、大会を主催する朝日新聞社の山本秀明高校野球総合センター長は当時、こう説明していた。

「暑さ対策と警備の経費が増え続けている。大会予備費も底をつき、日本高野連の基本財産も減少して厳しい状態。今後も安定して大会を運営するためです」

 甲子園は全席指定席だ。収益を増やすことを目的としているのなら、とっくに客が帰った後の席を“死に席”にしておくのは損でしかないし、高校野球ファンをないがしろにしているともいえる。

 例えば、過去に日本で行われたプロテニスの大規模なトーナメントでさえ、観客が目当ての試合を観戦して会場を後にする際に窓口にチケットを返却すれば主催側がそのチケットを当日券として割安で再販売するシステムがあった。“死に席”対策には参考になるだろう。

 ネット上には《再販という考えが浮かばないのは、組織の無能さ、時代遅れ感を表している》という声もあったが……。

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