岡田監督「元オリ西勇輝」温情起用ウラ目で大敗…阪神No.1高給取り背信KOの深刻後遺症

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古巣オリも「打倒・西」に燃えていた

 1990年生まれの西勇は投手最年長。後輩の面倒見が良いとの声がある一方で、コロナ禍の20年には緊急事態宣言発令中に不倫騒動を起こすなど、お騒がせキャラでもある。前出の評論家がこう言う。

「西はマイペースですからね。チームが踏ん張らないといけない時期に自ら首脳陣に登録抹消を志願したこともある。成績を残しているうちはまだしも、こうした行動はチームの和を乱す、と見る向きもある。しかも、FA権を再取得した昨年は、他球団への移籍も検討していたといいます。他球団の存在をちらつかせて、最終的に4年総額12億円以上の大型契約を勝ち取った。本来ならエースを張ってもらわないと困るんですが、年俸に見合った成績も残していませんからね」

 古巣のオリックスも「打倒・西」に意欲を燃やしていたという。

 西は18年オフ、FA権を行使して阪神に移籍した。オリックスは宣言残留を認め、それなりの条件を用意していたが、最終的には条件に勝る阪神へ移籍した。

「カネで阪神へ行ったにもかかわらず、FA権を再取得した昨年、オリックスに売り込みをしていたと聞いた。当然、球団はにべもなかった」(オリックスのチーム関係者)

 西に土をつけようと息まく選手もいたという。

「この日は試合には出ていませんが、捕手の若月はそのクチではないか。西とバッテリーを組む機会が多かったが、リードなどに関して、かなり絞られていたそうですから」(同)

 シリーズは3戦目から甲子園に舞台を移す。チケットは発売と同時に完売。球場を埋め尽くす阪神ファンの後押しは期待できても、高給取りの背信が尾を引く可能性はありそうだ。

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