オリックス山本由伸の不動心は練習スタイルにも…「アップのためのアップ」時間じっくり

公開日: 更新日:

「サブグラウンドやウエートトレーニング場で体全体を動かしてから、特に肩回りは入念にやってますね。あの、やりのような棒をネットに向かって繰り返し投げてるんです。それから全体練習に参加してる。彼にとって、アップやキャッチボールは野球の重要な一部。おろそかにしないためにも、アップやキャッチボールにも準備が必要と考えているのです」

 178センチ、80キロと野球選手にしては小柄。体力面を危惧するメジャースカウトもいるが、強靱な体をつくるため栄養士を雇って食事にも気を使っている。

「何よりアイツの強みはブレないことですよ。結果が伴わなくても、感情を表に出すことも、感情に左右されることもありません。なぜ、打たれたのか、どこが悪かったのかを冷静に分析、次につなげている。高卒2年目のオフから個人トレーナーの助言で取り入れたやり投げの投球フォームにしても、首脳陣に元に戻すよう言われながら、自分のやり方でやらせて欲しいと拒否した」(同)

 オリックスの先輩でもある孤高のイチローを彷彿とさせるが、「左腕エースの宮城をよくいじってるし、笑うときは腹を抱えて笑うタイプ。周りともうまくやれる」(同)というから、海を渡っても「心」の心配はなさそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動