目隠しリンチ、根性焼き…大学野球界の驚愕実態 楽天・安楽パワハラ問題は対岸の火事じゃない

公開日: 更新日:

 楽天を自由契約になった安楽智大(27)のパワハラ問題が方々に波紋を広げている。

 安楽は後輩選手に対し日常的に「バカ」「アホ」などと罵倒するほか、深夜の執拗な電話や、“罰金”ルールの強制、暴力を振るうこともあった。球場のロッカールームで後輩選手を逆立ちさせてからズボンとパンツを脱がせると、あらわになったイチモツに靴下をかぶせて見せ物にしたとも報じられている。華やかな世界の裏側で行われていた陰湿なイジメやパワハラの数々──。

 そんな状況に肝を冷やしているのは大学野球関係者かもしれない。いまだに絶対的な上下関係が幅を利かせている野球部は少なくなく、昭和世代顔負けのシゴキさえ存在しているからだ。多くのプロ野球選手を輩出する某大学野球部をここ数年以内に途中退部した元部員が匿名を条件に言う。

「当時は地獄でした。1年部員が先輩のユニホームを洗濯するのはもちろん、召し使いのような雑用までやらされました。その雑用に専念させるためなのか、1年生が自主練に取り組めるのは深夜0時以降というルールまであった。最悪だったのは夜中に行われる『集合』という名のリンチです。集合をかけられた部員は目隠しをした状態でコンクリートの上に正座させられ、複数人の先輩から数十分~数時間にわたって殴ったり蹴ったりされる。暗闇の中、目隠しをされたままのリンチは、すさまじい恐怖でした。集合は月に数回。理由は雑用のミスや生活態度など些細なことでした」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  1. 6

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  2. 7

    砂川リチャード抱える巨人のジレンマ…“どうしても”の出血トレードが首絞める

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし

  4. 9

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小泉進次郎「無知発言」連発、自民党内でも心配される知的レベル…本当に名門コロンビア大に留学?

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    9日間の都議選で露呈した「国民民主党」「再生の道」の凋落ぶり…玉木vs石丸“代表負け比べ”の様相

  5. 5

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  1. 6

    野球少年らに言いたい。ノックよりもキャッチボールに時間をかけよう、指導者は怒り方も研究して欲しい

  2. 7

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    28時間で150回以上…トカラ列島で頻発する地震は「南海トラフ」「カルデラ噴火」の予兆か?

  5. 10

    自転車の歩道通行に反則金…安全運転ならセーフなの? それともアウト?