ドジャース山本由伸が悪戦苦闘するMLB公式球…過去の事例で心配な日本人投手渡米初年の故障リスク

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 しょせんは、オープン戦だ。

 結果そのものを気にする必要はないし、打たれたら修正すればいい。オープン戦はそのための期間でもある。問題は修正したくてもできないケースだろう。

 日本時間14日のマリナーズ戦で4回3分の2を投げ、8安打4失点と打ち込まれた山本由伸(25=ドジャース)のことだ。

 オープン戦は3試合、計9回3分の2を投げて15安打9失点、防御率8.38とピリッとしなかった。修正するどころか、3回を6安打5失点だった7日のホワイトソックス戦に続き、2試合連続で打ち込まれたのだ。

「コースが甘く、低めに投げ切れなかった。オープン戦は良くなかったけど、試合感覚は出てきている。来週につなげたい」

 登板後の山本はこう振り返ったが、制球には絶対の自信をもっている右腕が、コースも高さも思うようなところに投げられなかった。たまたま修正できなかったのか。

 元日本人メジャーリーガーによれば、キャンプからオープン戦、開幕にかけて、日本人投手にとって負担になるのがメジャー公認球だという。

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