女子バスケ選手と指揮官に深い溝… 連敗で予選敗退危機「ホーバスHC出戻り待望論」

公開日: 更新日:

「恩塚HCは新設の東京医療保健大学をインカレ2連覇に導くなど、学生の指導に定評はあったものの、代表監督としての手腕は未知数だった。就任後は、学生を諭すような指導が選手に受け入れられず、一時的にチームを離れた選手も少なくありませんでした。恩塚HCと選手との溝が最後まで埋まらなかったことも今回、チームとして機能しなかった原因のひとつではないか」

 主力選手からは前回の東京大会で銀メダルに導き、現在は男子日本代表を指揮するトム・ホーバスHCの再登板を望む声が少なくないという。

「ホーバスHCの戦術は最初から最後までフォーメーションが決められており、選手からは『やりやすい』と評判だった。選手層が厚くなった男子とは違い、女子は発展途上で依然として世界と差がある。パリ五輪後には女子代表HCにホーバス氏が復帰する可能性は十分あります」(同前)

 恩塚HCは試合後「選手たちはベストを尽くしてくれた、その選手たちを勝利に導けず責任を感じている」と話した。

 米国人指揮官のもと、28年ロサンゼルス五輪で再び、8強入りを目指すことになりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因