著者のコラム一覧
武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

大坂なおみが見せた“大人の変化”……苦手の芝コートで手応え、全米へ視界良好

公開日: 更新日:

 2006年、FIFAワールドカップの決勝はウィンブルドンと同じ日だった。

 大会後、ドイツにいたカメラマンと待ち合わせてモルトウイスキーのアイラ島に行った。今年はウィンブルドンの2週前に始まり決勝は1週後……普及が進めば秩序は動く。何かと雑音の多い北中米大会は、そんな時代を映しているようだ。

 第140回になるウィンブルドンは淡々と進んでいる。44歳の復活で話題を呼んだセリーナ・ウィリアムズは初戦で膝を痛め、姉妹のダブルスは結局お流れに。会見をスルーした姉ビーナスが罰金(約800万円)を科されるトホホまであり、代わりに盛り上げたのが大坂なおみだ。

 注目の衣装は「日本のキモノを意識した」という。ドレスコードの難しさだろうが、別に日本を意識しないでもよかったのでは? どてらのように重そうで、暑かったのか、2回戦から前をはだけてサウナ上がりのバスローブ。ただ、それを脱ぎ捨てれば完璧だった。

 4回戦で第1シードのサバレンカにストレート勝ち。ワイドサーブが効果的でエース8本。確率62%の第1サーブからのポイント率は87%を計上し、ウイナーは女王を6本上回る21本。

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