大谷への「死球」地獄はこれからが本番…米国人は《パーフェクト選手が日本人》が我慢ならない

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米国人が大谷に燃やす「敵愾心」

 さらに9月はプレーオフ進出をかけて、各球団の争いもいよいよヒートアップする。ドジャースは現時点でプレーオフ進出圏内のダイヤモンドバックス、ガーディアンズ、ブレーブス、パドレスと対戦する。各球団ともプレーオフ進出を確実なものにするためにラストスパートをかける。

 例えばドジャースと同地区で現在3ゲーム差の2位につけているDバックスは、8月を17勝5敗(日本時間26日現在)と驚異的なペースで白星を重ねている。Dバックスは昨年、ドジャースに次ぐ地区2位でプレーオフに進出。ワイルドカードシリーズで中地区1位のブルワーズを下すと、地区シリーズでドジャースを3タテ、ワールドシリーズまで突っ走った。今年は2001年以来のワールドシリーズ制覇を狙っているといわれるだけに、勝つためなら何をやってきても不思議じゃない。

 米紙コラムニストのビリー・デービス氏はこう言う。

「米国は基本的にマッチョがもてはやされる国です。投手ならば人より速い球を投げ、打者は人より遠くに打球を飛ばす選手が支持される。本塁打王は特別な意味を持つタイトルなのです。大谷はそんな勲章を2年連続でもっていきそうなどころか、メジャー史上初の50本塁打ー50盗塁、さらに三冠王まで視野に入れる勢い。パワーだけでなくスピードや技術も持ち合わせているパーフェクトな選手が日本人、アジア人であることに米国人は内心、忸怩たる思いでいます。だれもクチにはしませんけど、冗談じゃないと敵愾心すら抱いている。これから大谷に対する攻め方は、いよいよ厳しくなると思いますよ」

 9月を迎えればガラリと“空気”が変わる。スーパースターの大谷を傷つけちゃいけないと“忖度”するどころか、本腰を入れて刃を向けてくるというのだ。大谷のこれからが心配だ。

  ◇  ◇  ◇

そんな大谷に、26年WBC出場辞退の可能性が浮上している。周囲は「大谷で連覇」とかまびすしいが、いったなぜなのか。大谷が「絶対に避けたいこと」とは何なのか。

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