城彰ニさん(1)ノンプロ野球選手だった父のせいで、子どもの頃はゴルフが大嫌いでした

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城彰二さん(サッカー解説者)

 ノンプロ(実業団野球)の選手だった父は、昔からゴルフも大好きでした。僕にもジュニア用の小さいクラブを作ってくれましたが、それを振った記憶がありません。たぶん、ものすごく嫌になっちゃったんですね。

 理由はただただ、練習場で父が打つときにボールを置く役をやらされたこと。今は自動でボールが出てくる時代ですが、昔は一個一個置かなきゃいけない。その役目をさせられたんです。

 つまんないですよね。カゴの横にいて、ボールを置いてあげて、それを父が打つ。同じ場所に「はい」って置く。ずっとやらされて、それでもう、ゴルフが嫌になっちゃった。「絶対ゴルフなんかやらない」って決めた、苦い思い出です。

 父が僕を野球選手にさせたかったので、北海道の室蘭で育った小学校時代はリトルリーグでピッチャーとセカンドをやってました。3兄弟の長男である僕には非常に厳しくて、「勉学も、スポーツも、とにかく一番じゃなきゃいけない、徹底的にやれ」とよく言われました。 

「人に気遣いができないとダメだ」っていうのも口癖で、父がたばこをたしなむ際、「おい灰皿」って言われる。そのとき、灰皿だけ持っていくと殴られるんです。「たばこには火が必要だろ」と。「ライターと灰皿とあと飲み物。これがセットだ」と。こんなの分かるわけないですよね。 

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