スポンサーは佐々木朗希にシビアな目…渡米当初の大谷と雲泥の差、経済効果はダルや田中将の半分未満

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活躍できるのか様子見、コスパの問題も

CM出演した弁当チェーンの「ほっともっと」を展開するプレナスは、23年3月から佐々木と契約を結んでいたが、会社の期末である今年2月をもって満了。

「今後に関しては検討事項ではあるが、現時点では何も確定していることはございません」(広報担当者)

「いわて純情米」のCMで佐々木を起用した全農岩手県本部の担当者は、「昨年2月からの契約は昨年12月で終了しました」と、こう続ける。

「首都圏などで10月ごろからCMを流しましたが元々は県内の生産者の意欲喚起を目的にした取り組みの一環としてロッテ球団と契約しました。今後は予算面も含めて我々ができる範囲内で、佐々木投手のドジャースでのプレーなども拝見しながら、検討させていただきたいと思っています」

 契約内容を明かさなかったロートを除く3社は、現時点で契約延長、再契約について明言しなかった。

 関大名誉教授の宮本勝浩氏は、経済効果のリポートで佐々木のスポンサー契約について、

「現段階では未知数。ドジャースファンの間では認知度が徐々に高まってくると思われるが、MLBの多くのファンの間では、まだ認知度は高くないと思われる」

「先物買いのスポンサー契約が入る程度であると想定して、約3億円と仮定した」

 とした。「佐々木投手の活躍を期待している」と話す宮本氏が言う。

「現在進行形の案件はあるかもしれませんし、佐々木投手が勝てば勝つほどCMは増えていくでしょう。しかし、スポンサー側はメジャーで本当に活躍できるのか、様子見をしているのではないか。ロッテ在籍時は一度も年間を通して先発ローテを守った経験がない。日本で実績を残したダルビッシュ、田中、大谷各投手とは違い、日米の専門家からは『体力的に大丈夫か』と懸念する声もある。ドジャースも1年目からは無理をさせないとすれば、必然的に露出の機会は少なくなり、費用対効果の問題も出てくる。さらに企業側は、大谷選手が在籍するなど超人気球団のドジャースに入団したことで、ロッテ球団との契約に比べてはるかに高い金額を要求されないか、心配している面もあると思います」

 佐々木が巨額のスポンサー契約を勝ち取るためには、とにかく有無を言わせない活躍が不可欠といえそうだ。

  ◇  ◇  ◇

その自己中心的とも取れる振る舞いからチーム内での評判も決して良くはない佐々木。そんな人となりを象徴するような、先輩投手をブチギレさせた「まさかの事件」とは、いったいなにか。佐々木の周りで何が起きていたのか。

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