遊撃はドラ2新人か2年目助っ人か…ソフトBはレギュラー今宮健太の故障を「ケガの功名」にできるのか

公開日: 更新日:

 選手にとっても、球団にとっても「チャンス」と言えそうだ。

 ソフトバンク今宮健太(33)が18日、キャンプを離脱。13日に左ふくはらぎを痛めて別メニュー調整をしていたが、回復具合が思わしくなかったため、今後は筑後のリハビリ組に合流する。

 小久保監督は「開幕に間に合うかわからない」と話しており、いずれも遊撃候補のドラ2ルーキー庄子雄大(22=神奈川大)と2年目の助っ人、ジーター・ダウンズ(26)の名前を挙げ、「2人とっては大チャンス」とハッパをかけた。

 庄子は俊足巧打がウリの遊撃手で、ダウンズは中距離打者タイプの助っ人。本来、今宮のバックアップは大分県の同郷で10年目の川瀬晃だったが、こちらもキャンプ序盤に右膝を負傷し、19日までリハビリ組で調整。開幕に間に合うかは不透明で、庄子とダウンズに期待を寄せているわけだ。

 今回の今宮の故障は実は、ソフトバンクにとってもある意味、「チャンス」ではある。

 今宮は2013年に遊撃のレギュラーに定着。負担の大きいポジションを12年間もこなし、さらに33歳という年齢もあってか、近年は故障がちだった。今回痛めた左ふくらはぎも古傷のひとつ。それでも定評のある守備だけでなく、打撃もに貢献度が高く、今宮を控えに追いやる選手は現れなかった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議