ソフトB捕手争いに「現時点で決め手なし」 FA流出甲斐の後釜は守備力重視?

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 どでかい穴である。

 ソフトバンクはオフに正捕手の甲斐拓也(32)が巨人FA移籍。「甲斐1強」から「捕手戦国時代」に突入した。

 主な候補はキャンプで一軍相当のA組にいる3人。2019年ドラ2で6年目の海野隆司(27)、15年ドラ3で10年目の谷川原健太(27)、18年育成1位で7年目の渡邉陸(24)だ。

 高谷裕亮バッテリーコーチは「その3人ならば、海野は守備力。谷川原と渡邉はバッティングと、それぞれ特徴がある」と話す。

 海野は昨季、2番手捕手として119試合の甲斐に次ぐ51試合に出場。二塁への送球タイムは1.7秒台と全盛期の甲斐ばりの強肩だが、一方で打撃は昨季120打席で打率.173。谷川原は22、23年は71試合、61試合で打率.233、.234。渡邉はここ2年は一軍出場はないものの、22年は20試合36打席で打率.273だった。

 高谷コーチが言う。

「小久保監督は守備力が大事と話しているように、(打者としてだけではなく)捕手の能力も当然、求められます。後は実戦を見て判断していきます。B組やC組の選手だってチャンスはありますよ」

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