ソフトB伊藤優輔 FA甲斐の人的補償で巨人から移籍「『あ、俺なんだ』と驚きました」

公開日: 更新日:
伊藤優輔(左)/(C)日刊ゲンダイ

 甲斐拓也の巨人FA移籍に伴い、人的補償でソフトバンクに入団した。一軍デビューを果たしたプロ4年目の昨季は中継ぎで8試合に投げ、防御率1.04。二軍では40試合で14セーブ、同1.29と結果を残した。1年目オフのトミー・ジョン手術から完全復活の兆しを見せ、昨年の秋季練習で阿部慎之助監督から直々に先発転向を命じられた矢先の移籍となった。

  ◇  ◇  ◇

 ──思わぬ形で巨人を出ることになった。

「(メディアなどで)すごくたくさん取り上げてもいただきましたが、僕自身はそこまで気にしていない。やることは変わらず、一軍で活躍する場を見いだして、ピースにはまっていければいい」

 ──人的補償を知らされた時の心境は?

「びっくりしましたね。(一軍通算で)去年の8試合しか投げていませんし、年齢もそこまで若いってわけでもない。僕の中では、人的補償は『ある程度活躍してるけど、出場機会に恵まれない選手』とか、『若くて有望な選手』が選ばれるイメージがあったので。僕はないんだろうな、と思っていた。『あ、俺なんだ』と驚きました」

 ──ソフトバンクでも先発に転向する。

「球数もそれなりに投げられていますし、あとは実戦で打者と対戦していく中で、どれくらいの強度で何球投げられるか。ブルペンの100球と実戦の100球はまったく異なりますからね。手探りになるけど、段階を踏んでやっていけたらいいと思っています。先発調整はいつから? オフに入ってからずっとです。今回の移籍があってもなくても、今季は先発をするつもりだったので」

 ──昨季は、8回3分の2で防御率1.04、8奪三振。手応えなどは。

「登板したのは主に負け試合とかそこまでプレッシャーのかかる場面ではなかったので、満足している部分はほとんどありません。ただ、1年間、二軍も含めてケガなく投げられたのが大きいシーズンでしたね」 

この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。

(残り526文字/全文1,340文字)

メルマガ会員
0円/月(税込)
今なら無料で日刊ゲンダイDIGITALの有料会員限定記事と競馬記事をそれぞれ3本試し読みできます!
オススメ!
プレミアム
2200円/月(税込)
日刊ゲンダイDIGITALの有料会員限定記事読み放題。最新の紙面をビューアーで閲覧可。競馬出走表も予想も全部読める。会員限定オンライン講座見放題。会員限定のプレゼントも。
スタンダード
780円/月(税込)
日刊ゲンダイDIGITALの有料会員限定記事が月50本まで読める。
新聞郵送セット割
3550円/月(税込)
プレミアムプランのサービスに加えて新聞も郵送で後日お手元へ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  2. 2

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  3. 3

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  4. 4

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 5

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  1. 6

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希の立場を左右する? サイ・ヤング賞左腕が復帰へいよいよ秒読み

  3. 8

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 9

    なぜこのタイミング?巨人オコエ瑠偉、増田大輝だけが「実名報道」されたワケ…違法オンカジ騒動で書類送検

  5. 10

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希「負傷者リスト入り」待ったなし…中5日登板やはり大失敗、投手コーチとの関係も微妙

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」教官役の瀧内公美には脱ぎまくった過去…今クールドラマ出演者たちのプチ情報

  3. 3

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  4. 4

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  5. 5

    河合優実「あんぱん」でも“主役食い”!《リアル北島マヤ》《令和の山口百恵》が朝ドラヒロインになる日

  1. 6

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か

  2. 7

    TBSのGP帯連ドラ「キャスター」永野芽郁と「イグナイト」三山凌輝に“同時スキャンダル”の余波

  3. 8

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  4. 9

    永野芽郁&田中圭「終わりなき不倫騒動」で小栗旬社長の限界も露呈…自ら女性スキャンダルの過去

  5. 10

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ