長嶋茂雄さんの「まさかの一言」で高級ブランドショップ店員は素っ頓狂な声をあげ目を白黒させた

公開日: 更新日:

 僕は滞米も足かけ3年目。ガイドとしてあちこち案内したが、長嶋さんがお土産にバッグを買いたいと言い出した。それもオーストリッチだ、という。オーストリッチはダチョウの革。そのバッグは牛革の高級バッグより値が張る。そこでウエストパームビーチに行くことにした。ウエストパームビーチは有名な避寒地で金持ちや観光客が多い。そうした客を相手にしたブランドショップが並ぶ一画があり、その中の一軒に案内した。

 長嶋さんは店に入るなり、オーストリッチの女性用バッグがずらりと並んでいる棚に近づくと、

「古賀、これ、日本円でいくらだ?」

 と聞く。

 値札を見ると日本円で当時の値段で1個10万円から20万円。長嶋さんにそう伝えると、

「よし分かった。これ、全部注文してくれ」

 と棚に陳列されていたバッグを右から左までずーっと指さした。棚ごとバッグを購入したのである。長嶋さんのジェスチャーで店員も察したのだろう、

「ハァ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 2

    萩生田光一氏「石破おろし」がトーンダウン…自民裏金事件めぐり、特捜部が政策秘書を略式起訴へ

  3. 3

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  4. 4

    【夏の甲子園】初戦で「勝つ高校」「負ける高校」完全予想…今夏は好カード目白押しの大混戦

  5. 5

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  1. 6

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  4. 9

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  5. 10

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も