著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

「デッドライン・トレード」が如実に物語る編成責任者の通信簿

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 昨年は大きな動きを見せなかったが、レイズから獲得した守備力の高い3Aの捕手ロートベットが、シーズン終盤からポストシーズンの前半にかけて正捕手ウィル・スミスが故障欠場した際、その代役となって好リードと堅守で投手陣の守り神となり、ワールドシリーズ連覇の陰のヒーローになった。

 マリナーズの編成トップのディポート編成本部長は昨年のトレード期限前に複数のマイナーの投手を放出して本塁打を量産するE・スアレスとJ・ネイラーを獲得。得点力をアップさせてポストシーズン進出を果たした。22年には、7月末にB級の有望株3人をレッズに放出してエース格のL・カスティーヨを獲得。21年ぶりのポストシーズン進出を実現した。

 デッドライン・トレードが下手なGMの代表格は、先月下旬に解雇されたエンゼルスのミナシアン前GMだ。

 特に批判されたのは23年のデッドライン・トレードで、その年は7月末までポストシーズン進出の望みがあったため、同GMはマイナーの有望株を次々に放出して、盛りの過ぎたベテランを次々に獲得。それがチーム力を低下させる要因になった。

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