日本競泳陣に激震 平井HC不在で大橋悠依らメダルに不安も

公開日: 更新日:

 ジャカルタ・アジア大会でのメダルラッシュを目指す競泳日本代表に激震である。

 15日、選手、コーチ一行は開催地インドネシアに向けて出発したが、そこに平井伯昌ヘッドコーチ(HC)の姿はなかった。日本水連の発表によれば、急性虫垂炎のため、派遣を見送ったという。

 男子平泳ぎ五輪2大会連続金メダルの北島康介ら多くのメダリストを育てた競泳界の名将は、現代表ではリオ五輪男子400メートル個人メドレー金メダルの萩野公介(24)、17年世界選手権女子200メートル個人メドレー銀メダルの大橋悠依(22)らを指導。いずれも、東洋大の教え子で、今大会は金メダル取りが有力視されている。

 五輪、世界選手権で采配経験が豊富な平井HCの離脱は痛手だが、最も泳ぎに影響をしかねないのが大橋だ。

 12日に閉幕した国別対抗戦パンパシフィック水泳では、個人メドレー2冠(200メートル、400メートル)を達成。今大会も個人メドレー2種目で金メダル取りを狙う大橋の性格は神経質そのもの。特にレースが近づくと、順調に練習をこなしていても「体のバランスが悪い」「フォームがしっくりこない」などと、不安ばかりを口にしている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ