「奇跡の醤」竹内早希子著

公開日: 更新日:

 2011年3月11日、陸前高田の老舗醤油蔵八木澤商店九代目・河野通洋は、避難した高台の神社から倉庫が津波で崩れるのを見た。調達した原料を運び入れたばかりだった。醤油屋の命であるもろみも蔵も失い、工場再建には億単位の借金が必要だ。絶望する父に通洋は「小さくてもいいから、醤油屋で復活する」と宣言する。だが、岩手県産の丸大豆、国産小麦を使い、伝統的な製法で自慢の〈生揚醤油〉を造ろうにも、もろみがなくてはどうしようもない。そんなとき、北里大学の研究所に保管されていた試験管1本分のもろみが見つかった。

 被災した醤油蔵の再生のドキュメント。(祥伝社 1700円+税)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のBOOKS記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    桑子と和久田 NHK朝夜メインキャスター異例トレードの成果

  2. 2

    隠れコロナか 東京都で「インフル・肺炎死」急増の不気味

  3. 3

    与野党の医師議員が“アベノマスクの乱” 政権の愚策に決起

  4. 4

    やはり本命の彼女は…櫻井ファンがザワついた衝撃の“逸話”

  5. 5

    志村けんさん「芸人運」にかき消された女性運と運命の相手

  6. 6

    コロナ対策の休業補償 あからさまな夜職差別に批判殺到

  7. 7

    藤浪ら感染の“合コン” ゾロゾロ出てきた参加者32人の素性

  8. 8

    二宮夫人を悩ます 嵐の“活動休止延長”と羽田新飛行ルート

  9. 9

    志村けんさんの店も…銀座のクラブで“コロナ蔓延”の根拠

  10. 10

    深酒にガールズバー…志村けんコロナ感染で濃厚接触者多数

もっと見る