寺脇研氏&前川喜平氏 “教育のプロ”が太鼓判押す本と映画

公開日: 更新日:

 2冊目は「恋の相手は女の子」(岩波書店)。著者の室井舞花さんは、性的マイノリティー当事者で、NGOピースボートのスタッフ。2013年に現在のパートナーの恩田夏絵さんと「新郎のいないウエディング」をした人だ。小学生時代に感じた違和感や13歳での初恋、意を決して乗ったピースボートでの出会い、恩田さんとの同性婚に至るまでの葛藤など、自身の経験がありのままにつづられている。

 また、さまざまな当事者と家族とのエピソード、タヒチの男性でも女性でもない「マフ」と呼ばれる人たちのことなど、性的マイノリティーへの理解が深められる内容が盛りだくさんだ。連休中には(日本最大のLGBT関連イベントの)「東京レインボープライド」のパレードなども開催される。普段、居酒屋で「オカマ」「ホモ」などの差別用語を連発している“オジサン”たちも、この際この本を読んで、性的マイノリティーのことを真面目に勉強してみてはどうだろう。

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景