寺脇研氏&前川喜平氏 “教育のプロ”が太鼓判押す本と映画

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 2冊目は「恋の相手は女の子」(岩波書店)。著者の室井舞花さんは、性的マイノリティー当事者で、NGOピースボートのスタッフ。2013年に現在のパートナーの恩田夏絵さんと「新郎のいないウエディング」をした人だ。小学生時代に感じた違和感や13歳での初恋、意を決して乗ったピースボートでの出会い、恩田さんとの同性婚に至るまでの葛藤など、自身の経験がありのままにつづられている。

 また、さまざまな当事者と家族とのエピソード、タヒチの男性でも女性でもない「マフ」と呼ばれる人たちのことなど、性的マイノリティーへの理解が深められる内容が盛りだくさんだ。連休中には(日本最大のLGBT関連イベントの)「東京レインボープライド」のパレードなども開催される。普段、居酒屋で「オカマ」「ホモ」などの差別用語を連発している“オジサン”たちも、この際この本を読んで、性的マイノリティーのことを真面目に勉強してみてはどうだろう。

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