「脱スマホ脳 かんたんマニュアル」アンデシュ・ハンセン、マッツ・ヴェンブラード著 久山葉子訳

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「脱スマホ脳 かんたんマニュアル」アンデシュ・ハンセン、マッツ・ヴェンブラード著 久山葉子訳

 スマホやタブレットなどを使用中、脳の中で起きていることを解説してくれるテキスト。

 新しいことを経験したとき、脳の中でご褒美としてドーパミンが放出される。人間は常に新しいことを発見したいと思う生き物なので、スマホやタブレットを手にすると、次々と新しいページやアプリをクリックしていく。するとドーパミンが放出され、ますますクリックしたくなる。

 その結果、むだなエネルギーを使うことなしに簡単にドーパミンというご褒美をもらえることに気づいた脳は、このクリックに依存してしまうという。

 ほかにもスクリーンタイムの長さが精神状態に及ぼす影響や、幸福度が下がるSNSなど、脳とスマホの関係を分かりやすく解き明かしながら、賢く付き合う方法を解説。

(新潮社 693円)

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