「その『もの忘れ』はスマホ認知症だった」奥村歩著

公開日: 更新日:

「もの忘れ外来」の医師である著者によると、「大事な会議があることを忘れていた」「取引先の担当者の名前が出てこない」などと訴える30~50代の来院者が急増しているという。こうした働き盛りのもの忘れ症状は、認知症が原因ではなく、日々の仕事量や情報量の多さに脳の処理能力が落ちた「脳過労」によるそうだ。そうした脳過労患者の多くが、スマホなどIT機器のヘビーユーザーで、処理能力を超えた情報をインプットしているという。

 IT機器に頼りすぎて脳の機能を低下させてしまうこうした病態を「スマホ認知症」と名付け、警告。放っておくと認知症にもつながりかねない「スマホ認知症」の危険性を説き、適切なスマホの使い方や疲れた脳の休め方を解説する。(青春出版社 880円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち

  4. 4

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  5. 5

    クマと遭遇しない安全な紅葉スポットはどこにある? 人気の観光イベントも続々中止

  1. 6

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲

  4. 9

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  5. 10

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が