(83)狂歌の大本は寝惚先生こと大田南畝さん
ふわふわ、白い蝶が宙に浮かぶように飛んでいる。
政演は手拭を懐に収めた。
「やっと冷や汗が引いた」
どうなることかと心の臓が止まりそうでしたよ。政演は歌麿との一件を振り返る。蔦重は反省した。
「少々やり過ぎましたか」
歌麿は政演のように素直じ…
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