軍事と戦争(1)政策、運用、管理…戦争は会社経営と同様に人間の行為
「現代軍事学入門」武内和人著
きなくさくなる一方の世界情勢。新刊書にもそれが如実に反映されている。
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「現代軍事学入門」武内和人著
きなくさい時代になって戦争と軍事の話も毎日のように耳にするが、そのわりに一般の人間は常識的なことを知らない。本書は軍事に関する基礎的な知識と認識を一般読者に向けて提供することを目的とした入門書。軍事学は政策、運用、管理の3分野。「政策」は対外関係や国際法、軍事行政などが含まれる。「運用」はいわゆる戦略・戦術だ。「管理」は情報や人材の使い方、兵站(補給)。よく見るとわかるが、要は会社経営と同じ。戦争は武力を駆使する人間の行為なのだ。
「自由・民主主義の下で、戦争と平和をリアルに考えるため」をうたう本書は、この3分野と国際情勢の「文脈」の4つで全体を構成。その要点は、軍隊や軍事力を国家がどのように位置づけ、駆使して安定した安全保障を獲得するか、その全体像を初心者に解説するための本といえるだろう。著者は自衛隊に勤務し、除隊後、大阪大学で国際公共政策の博士号を取得した。 (作品社 2970円)



















