離婚報道を訴えて2カ月後に別れた中村錦之助・有馬稲子

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 離婚会見の翌日、記者たちは舞台の稽古中だった有馬を直撃。錦之助は伊豆のホテルに閉じこもり、マスコミをシャットアウトしていた。「告訴はどうするのか」の問いに有馬は決然と「取り下げません。その時点では事実無根だったんですから」と答えた。

「結局、訴えは取り下げるものの、錦之助はともかく有馬は記事にすごく怒っていた。離婚について書かれたことだけが理由ではなかった」(同)

 有馬が一番怒っていたのは記事をつくるにあたって、自分の母・かねを引っ張り出してきたことだった。記事の中でかねは「今のままではあの子は死ぬか離婚かのどちらか」と語った。

「もっとも大事な存在である母親をダシに使ったのが有馬には許せなかったんです」(同)

 有馬が“ママ”と呼ぶかねは実母ではなく、父の姉だった。社会主義者の父は官憲に追われ、各地を転々とし、子どものいないかねが有馬を養女として迎えたのだ。戦前はかねと釜山の日本人街で暮らした。

 戦争が終わり日本に引き揚げると、48年に宝塚音楽学校に入学。すでに再会を果たしていた実父は宝塚入りに大反対で有馬はかねと一緒に別の親戚の家に逃げ込んだ。その間、家計を支えたのは日本舞踊の名取のかねだった。九州に出稽古に行くかねをなんとか楽にさせたいと有馬は51年、宝塚から借金をして兵庫県岡本に一軒家を建てた。

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