水泳で五輪出場 井川遥の“夫”好演した藤本隆宏の特異な経歴

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 輝かしい選手人生が続いた。18歳でソウル五輪に出場。日本選手権や北京アジア大会でも個人メドレーで優勝を果たす。

 だが、92年のバルセロナ五輪では、400メートル個人メドレー決勝では8位。メダルに手が届かなかった。卒業後、2年間、オーストラリアに水泳留学。アトランタ五輪を目指すものの、選考会で敗れた。

「引退」の2文字が脳裏をよぎり始めた時に、ブリスベーン郊外の劇場で、小さな旅劇団のミュージカル「レ・ミゼラブル」を観劇。舞台と観客が一体になって泣き、笑う様子に「感動を共有する世界がスポーツ以外の世界にある!」と感動して転身を決意した。

 96年、水泳を引退。劇団四季代表の浅利慶太氏の元を訪れ入団。トイレ掃除からスタートした。1年後にデビューしたものの、セリフのない脇役だけが続く。だが「努力は裏切らない」と、ひたむきに芝居に取り組んできた。

「ガラスの家」で演じる官僚・澁澤は妻を寝取られた恨みで、長男(斎藤工)の全てを奪うという冷酷さをさらしていくが、この人自身は、お酒だけでなく、菓子類も大好きとちゃめっ気たっぷり。「すぐ太る体質なのであんまり食べないようにしている」(12年8月、スタジオパーク)そうだ。

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