“ポスト能年”最右翼は? 午年アイドル事情を評論家が予想

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 同名の漫画が原作。天才サウンドクリエーターに才能を見いだされて劇的デビューを飾る女子高生の恋愛ストーリーだが、ポイントは音楽プロデューサーの亀田誠治が“仕掛け人”だということ。敏腕Pが大原の歌声に惚れ込んで起用を決めたのである。「あまちゃん」でいうところの宮藤官九郎と大友良英の役割を「カノ嘘」では亀田が担う。もちろん、劇中の役柄やバンド名で楽曲をリリースし、すでにチャートを賑わせている。

 デビュー時の竹内結子を彷彿(ほうふつ)とさせる大原だが、アイドル歌手とアイドル女優の両面の才能を秘めているところも能年玲奈そのもの。脚本も能年の次回作となる映画「ホットロード」と同じ人物であることも付け加えておく。

 注目株は他にもたくさんいる。広瀬すず(15)もそのひとりだ。黒髪で色白美人。ティーン誌のモデル出身、ひと足先に女優として活躍の場を広げている広瀬アリス(19)の実妹でもある。何を隠そう、この広瀬すずは13年11月に制作された山下達郎の「クリスマス・イブ」のミュージックビデオにヒロインとして起用されており、われわれ中高年にとっては、初々しい牧瀬里穂が駅の構内をダッシュするJR東海のCM(89年)が懐かしい。今回のMVには牧瀬も出演。

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