病院で24時間監視 ASKAが過ごす薬物治療生活とは?

公開日: 更新日:

 3日に東京湾岸署から保釈されたASKA被告(56)は、その夜に千葉市内の国立病院に入院。最寄り駅から徒歩で20分ほど、小高い丘の中腹に位置し、人けがなく、時折車が行き交う“陸の孤島”といった印象だ。

 ASKAは、初公判が開かれる来月28日まで、そこで治療に専念するとみられている。もちろん“厳戒態勢”で、病院職員に話を聞いても「ASKAさんがいる、いないにかかわらず、一切話せない」とにべもない。

「妻の洋子さん(59)が保釈の日からずっと付き添っているそうです。きちんと治療を受けているし、家族の支えもある。再犯の恐れはないと、裁判で情状を訴える狙いもあるのでしょう。覚醒剤の初犯は懲役1年6月、執行猶予3年が一般的ですが、有名人のASKAは、それより重くなる可能性がありますからね」(法曹関係者)

 少しでも軽くということなんだろうが、ASKAは今後、裁判までの50日間あまり、どうやって過ごすのか。ストレスケア日比谷クリニック院長で精神科医の酒井和夫氏がこう言う。

「薬物依存症患者は衝動的になりがちなので、一般的には個室で生活し、病棟自体に鍵がかけられます。外に出て再び覚醒剤に手を出すリスクがあるためです。24時間監視もされる。治療には少なくとも2~3カ月かかりますが、退院まで長くても半年程度です。費用は月10万円程度です」

 いずれにせよ、しばらくは“塀の中”で暮らさざるを得ないようだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」