ヒロイン土屋太鳳が哀れ…「まれ」最終回へ無謀な帳尻合わせ

公開日: 更新日:

 有終の美を飾るどころか、NHK朝ドラ「まれ」に対するアンチの声は一向に収まる気配がない。

 それもこれも26日の最終回を前にして、無謀な帳尻合わせが散見され、ストーリーがもうめちゃくちゃだからだ。

 たとえば、今週の前半では土屋太鳳(20)扮する主人公のまれと、師匠である大悟小日向文世)らがパティシエの日本代表を決めるコンクールに出場。腕を競い合う中で、8年前から失踪しているヒロインの父親(大泉洋)が会場に姿を見せる様子が描かれた。

 コラムニストの桧山珠美氏はこう言う。

「物語の伏線の“回収作業”をするために都合のいいことばかりが巻き起こる脚本に開いた口がふさがりません。プライドの塊のような人間にして、審査員の誰よりも権威と実力と名誉を備えているはずの大悟がコンクールに出場するというご都合主義。極度のあがり性だったはずなのに競技中に主人公とおしゃべりし出す余裕ぶりで、一貫性のない人物描写が目に余る。それに加えて稚拙な演出もいただけない。日本一のパティシエを選考するにしてはあまりにしょぼい会場のセットなど、一体全体、このドラマは何なんでしょう」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  3. 3

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  4. 4

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  5. 5

    日銀を脅し、税調を仕切り…タガが外れた経済対策21兆円は「ただのバラマキ」

  1. 6

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  2. 7

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 8

    林芳正総務相「政治とカネ」問題で狭まる包囲網…地方議員複数が名前出しコメントの大ダメージ

  4. 9

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  5. 10

    角界が懸念する史上初の「大関ゼロ危機」…安青錦の昇進にはかえって追い風に?