カトパンも脱出か? フジテレビ「初の赤字転落」で社内に激震

公開日: 更新日:

 フジテレビが1959年の開局以来、初の赤字に転落した。

 フジテレビなどを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスが10月30日に16年3月期第2四半期の決算を発表。フジテレビ単体の15年度上期の売上高は前年同期より6.6%減で、営業利益は10億1600万円の赤字、経常利益は2億300万円の赤字、当期純利益も2億4700万円の赤字と、いずれもマイナスとなったのだ。

 不動産事業部門などが増収だったため、連結ベースでは黒字だったが、主力の放送収入が大きく落ち込んでいる。かつて「視聴率3冠王」「民放の雄」ともいわれたのも今は昔。ヒット番組が全く生まれず、視聴率低迷に歯止めがかかっていない。最近の週刊誌には「給料がさがるぅ」「人件費大幅削減」「女子アナ大量流出」などの見出しが躍りまくっている。

「一般紙やスポーツ紙など大手メディアは赤字について一切、報じていませんが、決算が発表された当日は社内に激震が走りました。雰囲気は最悪です。テレビ局の売り上げは視聴率にかかっている。数字が全く取れていないので『しょうがないよね』といった空気も出ています」(フジテレビ社員)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」