「あさが来た」新次郎のモデル 広岡信五郎は遊び人なのか?

公開日: 更新日:

「商いのことはよう分かりませんよってに。ほなさいなら」――主人公・あさや加野屋が窮地に陥るたびに巾着袋をグルグルやってややこしい話から逃げてしまう。朝ドラ「あさが来た」で描かれる新次郎(玉木宏)はまるで情けない男になっているが、こうなるとモデルとなった広岡信五郎が実際はどんな人物だったか気になってくる。

 ホントにただの道楽好きの遊び人だったのか。歴史作家の加来耕三氏が言う。

「確かに道楽好きではあったようですが、昔の戦国武将が茶の湯を愛したように、当事の商人にとって謡や三味線はたしなみのひとつだったのです。社交場であるとともに重要な情報交換の場でもあった。実際、あさのモデルとなった広岡浅子に炭鉱事業を持ちかけたのは謡仲間から情報を得た信五郎でした」

■尼崎の市外局番が大阪と同じ「06」の謎

 後に信五郎が尼崎紡績(現・ユニチカ)を創業するのは朝ドラ好きの読者ならすでにご存じのことだろう。当時、すでに広岡浅子は念願の加島銀行や貿易会社の広岡商店も経営していたことから「尼崎紡績も浅子のアイデア?」と勘違いされそうだが、実は違う。これまた信五郎自身が謡曲の仲間たちから「これからは紡績業」と聞き込み、事業を起こしたものだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網