スター扱いしておいて…テレビ業界がショーンKを叩く滑稽

公開日: 更新日:

 そこで出過ぎた杭を「週刊文春」が調べたことで正体が露呈。学歴から資格、経営実態まで嘘で固めていた。嘘の数、質は芸能人の比ではない。「経営コンサルタント」の肩書に信憑性を持たせるに必要な嘘のアイテムだったのだろう。さらに、本名の川上伸一郎で過ごした熊本での高校生時代の和顔と今のハーフ顔はまるで別人。これでは同級生も気が付くまい。

 もともとは芸能事務所と「DJ」として契約。芸名を作り、ナレーターとしても活躍していた。欲を出しテレビ界に進出。イケメンの経営コンサルタントに飛びついたテレビ界。両者の思惑は一致。文化人枠も新たなスターを求める時代。テレビ界が売り出したスターも、今では「だまされた」とばかりに素顔を暴く。なんとも滑稽にも見えてくる。
(ジャーナリスト・二田一比古)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋